【結婚式】ご夫婦で披露宴に招待するときの引き出物の選び方
結婚式には夫婦や家族など連名でご招待する場合もあります。そんな時、引き出物のメイン商品は一つだけでいいのか、人数分用意すべきか悩むこともあるでしょう。
また金額はどのくらいにしたらいいのか、連名の方々への特別なマナーはあるのかなど、あれこれ心配になってしまう新郎新婦もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、夫婦や家族で招待したゲストへの引き出物について、マナーやアイデアをご紹介します。
●夫婦や家族への引き出物のマナーを知りたい
●夫婦や家族で喜んでもらえる引き出物を知りたい
この記事を書いた人
連名で招待したゲストへの引き出物の数はどうする？
招待状の数 ＝ ご祝儀の数 ＝ 引き出物の数 で考えよう！
基本的には一夫婦、一家族に対して引き出物は1セット
招待状1通に対して、頂くご祝儀も1つ、そしてお返しする引き出物も1セット、という風に考えると簡単です。夫婦や家族は1通の招待状に連名で招待しますから、先方からも連名でご祝儀を1つ頂きます。そしてお返しする引き出物も1セットということになります。
独立している子どもが含まれている場合
独立して別居しているお子さんは別世帯になりますので、招待状→ご祝儀→引き出物の流れも別になります。彼らにも別に引き出物を用意しましょう。 ただし同居している場合は一世帯として招待します。ですから、成人したお子さんも含めてのお返しということになります。万が一、成人したお子さんから別にご祝儀を頂いた場合は、後ほどあらためて引き出物を贈ると良いでしょう。
親夫婦と子夫婦が同居している家族の場合
世帯の数だけ招待状を送りますので、引き出物も世帯数準備しましょう。
同世帯の1人に1つずつ引き出物を贈ってもいい？
一つの世帯でも高齢者、若者、小さい子ども…と様々な世代で構成されていますよね。「これって若者は喜びそうだけれどおじいちゃん、おばあちゃんはどうかしら？」「女の子は嬉しいと思うけれど男の子は？」なんて考えてしまうこともあるでしょう。「一人一人に合ったものを渡したい」と思う新郎新婦も少なくないようです。
基本的には一世帯に1セットの引き出物ですが、絶対ではありません。人数分贈っても大丈夫です。一人一人の顔を思い浮かべながら選ぶのですから、きっと喜ばれることでしょう。
気を付けなければいけないのは、数よりも金額です。頂いた金額に見合わない過剰なお返しは、かえって気を遣わせてしまうもの。お返しすべき金額の範囲内で素敵な引き出物を選びましょう。
●同世帯の一人一人に引き出物を渡しても大丈夫。
●頂いたご祝儀の金額に見合った内容で引き出物を選ぼう。
夫婦・家族ゲストへの引き出物、単身ゲストと差をつけるには
メインギフトをグレードアップする
このパターンが一番多いようですね。例えばメインギフト・引菓子・縁起物の3品セットを贈る場合、引菓子と縁起物は単身ゲストと同じものにして、メインギフトだけグレードアップするという方法です。カタログギフトであれば3000円コース、5000円コース、7000円コース…など価格帯がいくつも分かれていますので、贈り分けが簡単！
人数分のメインギフトを用意する
夫婦なら色違いの同じものを、ご家族には複数個セットになっているものなど、人数分用意するのも良いでしょう。ご家族でも夫婦にはこれ、子どもたちにはこれ、などと分けても喜ばれます。
メインギフト以外のプラスワンアイテムを付ける
すべてのゲストに同じセットを用意して、夫婦や家族ゲストにプラスワンアイテムを追加する、という方法もあります。例えば、メインは食器、引菓子はバームクーヘン、縁起物はお出汁のセットで、夫婦や家族にはそこにジュースをプラスする、といった感じです。
引菓子を豪華にする
引菓子は1000円が相場ですが、ウェディング用のお菓子だとご家族分にはちょっと物足りない量かもしれません。特に小包装の詰め合わせだと、1人1個でもうおしまい、なんてこともあるでしょう。そこで引菓子を豪華にして、ご家族みんなで楽しく召し上がってもらう、というのも良いでしょう。お菓子が美味しいと満足感も高まります。
引き出物宅配なら中身に差があることがばれない
ゲストによって贈り分けをすると気になることが、当日お互いの中身が違うことに気づいたゲストにどう思われるか、というところでしょう。引き出物の箱の大きさや包装紙などで、中身が違うのは一目瞭然。「あの人の方がいいものもらったんじゃ？」なんてヒソヒソ言われたらどうしよう…。
そんなことが気になる方には「引き出物宅配」がおすすめです。引き出物宅配は後日ゲスト宅に個別に宅配するサービスのこと。披露宴当日は手ぶらで身軽に帰ることができることから、昨今の人気のスタイルとなりました。
引き出物宅配なら本人以外の引き出物が目に入ることはありません。贈り分けしていることがゲストに知られにくいので安心です。
ワンポイントアドバイス
引き出物を贈るときに大事なことは、金額に見合ったものを選ぶことです。予想するのが難しい場合は、相場を参考にしたうえで、少し高めに見積もってもいいかもしれません。結婚式に招くゲストは、式が終わったあとも、お二人の人生に関わっていく人たちです。失礼のないようにおもてなしをし、引き出物も喜んでもらいたいですね。
